詳細検索「and」と「or」の使い方

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はじめに

詳細検索機能は「and条件」と「or条件」を正しく使うことで、複数の条件を掛け合わせて対象者を絞り込むことができます。
「どの条件をどのブロックに入れるか」を理解すれば、狙った学生だけに正確に配信できます。
この記事では、採用担当者が頻繁に使うシーンを例に、正しい絞り込み条件の作り方と、設定時によくある間違いなどについて解説します。

 

<イメージ>

詳細検索でAND条件とOR条件を組み合わせて絞り込む全体イメージ図

 

 

 

 

 

ターゲットを絞り込む「and条件」

★「Aの条件も、Bの条件も、両方持っている人」を探したい時は、「すべて満たす(and条件)」を使います。条件を追加すればするほど、対象者は絞り込まれて少なくなります。

 

 
よくある採用シーン

「28卒」で、かつ「まだ会社説明会に参加していない」学生だけに、案内メッセージを送りたい

「属性(卒年)」×「未行動(まだ参加していない)」を掛け合わせるケース

 

この場合、対象の卒年「28卒」タグを保持という条件と「会社説明会参加」のタグを保持していない学生を除外するという条件を設定します。

 

 

AND条件の設定例:28卒タグと説明会未参加タグを同じブロックに入れて絞り込む画面

絞り込み条件を設定画面で「すべて満たす」必要がある条件(and条件)のブロックを使います。

タグ条件の中で、「28卒」タグを設定します。
②選択条件を「選択したタグのいずれか1つ以上を含む人」にします。

③タグ条件の中で、「説明会参加」タグを設定します。

④選択条件を「選択したタグを1つ以上含む人を除外」にします。

 

➡︎このブロックに設定された条件のすべてに該当するユーザーが検索結果に表示されます。

 

 

 

 

 

ターゲットを広げる「or条件」

★「A、B、C…のどれか1つでも当てはまる人」を探したい時は、「いずれか1つ以上満たす(or条件)」を使います。

 

 
よくある採用シーン

大阪府」または「兵庫県」または「京都府」に住んでいる学生全員に、関西限定イベントの告知をしたい
「3月説明会」か「4月説明会」に参加した学生にお礼を送りたい

 

この場合、友だち情報の「都道府県」の値を複数選択し、いずれかに一致するという条件にすることで、「または~」という対象を広げる検索条件を設定します。

 

 

OR条件の設定例:いずれか1つ以上満たすブロックの友だち情報で大阪府・兵庫県・京都府をまとめて設定している画面

絞り込み条件を設定画面で「いずれか1つ以上満たす」必要がある条件(or条件)のブロックを使います。

友だち情報の中で「都道府県」を選択します。
条件を「完全一致」→「大阪府」にします。

③手順を繰り返し、同様に「兵庫県」「京都府」の友だち情報も設定します。

 

➡︎このブロックに設定された条件のいずれかに該当するユーザーが検索結果に表示されます。

 

 

 

 

 

【要注意】間違えやすい「or検索」の落とし穴

★詳細検索で最も問い合わせが多い失敗例が、「or(または)のつもりで設定したのに、and(かつ)になってしまった」というケースです。

 

例えば、「夏インターン」または「秋インターン」に参加した学生を探そうとして、以下のように設定してしまうことはありませんか?

【NG例】OR条件のつもりでブロックを2つに分けてしまい、AND条件になってしまっている間違った設定画面

➡︎「夏か秋のどちらか」ではなく、「夏にも参加して、かつ、秋にも参加した学生しか検索されません。ブロック同士は自動的に「and(かつ)」で繋がってしまう仕様になっています。

 

 

「または」で条件を指定したい場合は、ブロックを分けず、必ず1つの「いずれか1つ以上満たす」必要がある条件(or条件)ブロックの中に、すべての条件を入れてください。

【正解例】1つのORブロックの中に夏インターンと秋インターンのタグを両方設定している画面

➡︎これで、夏か秋、どちらか一方でも参加した学生全員が検索されます。

 

 

 

 

 

応用編

★最後に、「タグ」「回答フォーム」「友だち情報」の3つを組み合わせた、より実践的な絞り込みを紹介します。

 

 
よくある採用シーン
★「夏インターンに参加(タグ)」した、「28卒(タグ)」の「東京都または神奈川県の学生(友だち情報)」で、「まだアンケートに答えていない学生(回答フォーム)」にだけ、リマインドを送りたい。

このような複雑そうな条件も「andブロック」と「orブロック」を両方使うことで、対象を絞り込むことが出来ます。

 

応用例:28卒・夏インターン参加タグとアンケート未回答をAND条件で設定した詳細検索画面

まず、絞り込み条件を設定画面で「すべて満たす」必要がある条件(and条件)のブロックを使います。

①タグ条件の中で、「28卒」「夏インターン参加者」タグを設定します。
②選択条件を「選択したタグを全て含む人」にします。

③回答フォーム条件の中で「インターン参加者アンケート」を設定します。

④選択条件を「に回答していない人」にします。

〔+「いずれか1つ以上を満たす」必要がある条件(or条件)を追加〕ボタンをクリックします。

 

 

 

 

応用例:友だち情報の都道府県で東京都または神奈川県をOR条件で設定した詳細検索画面

次に絞り込み条件を設定画面で「いずれか1つ以上満たす」必要がある条件(or条件)のブロックを使います。

①友だち情報の中で「都道府県」を選択します。
条件を「完全一致」→「東京都」にします。

③手順を繰り返し、同様に「神奈川県」の友だち情報も設定します。

 

➡︎ブロック同士が掛け合わさり、「28卒のインターン参加 かつ アンケート未回答」で、かつ「東京 または 神奈川」という条件に該当する学生が検索結果に表示されます。

 

※友だちを絞り込んだあと、一括操作でリマインダを配信するなどアクションを起こすことができます。

 

 

 

 

 

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